2025年01月27日18時00分 / 提供:ぴあニュース
幼少期から思春期、大人になるまでのひとりの女性の恋愛経験を通し、人生で直面するさまざまな“呪い”をコミカルかつ辛辣にあぶり出していく映画『恋脳Experiment』。本作の一般試写会が1月23日(木) に映画美学校試写室にて開催され、上映後にはトークイベントが行われた。イベントには、岡田詩歌監督と、「自意識と感情」を専門に研究している脳科学者の恩蔵絢子が登壇した。
東京藝術大学でアニメーションを専攻し、これまでも女性性やジェンダーをテーマにした作品を作ってきた岡田監督は、中学生だった頃に“恋をすると可愛くなれる”と友だちから聞いたことが本作の企画の原点だったと話す。「幼い頃から“恋愛をしなければいけない”とか、“可愛くなければいけない”ということに縛られているのは、ある種の呪いのようだと思っていました。映画では『恋愛の呪い』を中心に描いていますが、恋愛だけではなく、様々な固定観念に縛られている様子も呪いとして描きたいと思いました」と語る。