2025年08月18日14時15分 / 提供:TRAICY(トライシー)
USトラベル・アソシエーションが主催する国際トラベルトレードショー「IPW」が、シカゴで6月15日から18日にかけて開催され、64か国から5,000人以上が参加した。 IPWは旅行会社やメディアは出展する観光局や観光スポット、エアラインなどと商談、ネットワーキングができるアメリカ最大の業界イベント。イベントにより今後3年間で、1,090万人の訪問、63,000人の雇用、33億米ドルの税収などの経済効果が生まれると推計している。 メディアのイベントは午前のプレスカンファレンスから始まる。トップバッターはプレミアムスポンサーのブランドUSAによるプレゼンテーション。フレッド・ディクソン最高経営責任者(CEO)は、マーケティング実績や今後10年で行われる周年行事、世界的スポーツイベントの推進について説明した。8月から開始される新たな観光キャンペーン「America the Beautiful」も発表した。 翌日以降も午前中は各エリアの観光局からのプレスカンファレンスがあり、2019年比で順調な実績など明るい話題が多くあった。 午後の商談では、初日はメディア専用のスペース「Media Marlet Place」が設けられた。各観光局のメディア担当者や政府機関の担当者など計200以上がワンフロアに集まって商談できるので、非常に効率的。時間が15分きざみなので商談自体は10分程度で終わらせなければならず、その点が少し物足りないが、世界中からメディアが集まっているので、致し方ない。 各観光局に日本市場についての評価を聞いてみると、 概ね同様の回答で「コロナ渦からの回復はゆっくりではあるが、下降することなく上昇を続けているので心配はしていない」とネガティブな反応はなかった。 2日目以降の商談はメインフロアで行われる(メディア以外は初日から)。IPWの商談ブースは作りこまれたものが多く、華やかだ。商談スペースに見えないソファー席や、コーヒースタンドに見立てたもの、サッカーコートを再現したものなど、様々だ。その他、100周年を迎えるルート66を冠したカフェも設置されていた。 IPWのうれしいところは開催地をしっかり楽しめることだ。開催前日にはプレスブランチが開かれ、会場はシカゴ・カブスの本拠地リグレーフィールド。 普段は入れないフィールドに降りることができ、ブランチの本会場は外野奥のスタンド際にある土エリア(さすがに芝には入れなかった)。 シカゴ観光局のクリステン・レイノルズCEOやシカゴ・カブスオーナーのトーマス・リケッツ氏などから挨拶があり歓迎されたが、そこになんと鈴木誠也選手が来てくれたのは驚いた。 その後、希望のツアーに参加でき、思い思いのシカゴの魅力に触れることができる。ちなみに私はそのまま球場に残り野球観戦をした。試合はカブスのサヨナラ勝ちで、球場のファンは大盛り上がりだった。 夜にはフィールド自然史博物館でオープニングパーティー。普段ではできない博物館内で食事をとることができ、 恐竜の化石とともに楽しむことができた。別日では、シカゴを象徴するマグニフィセト・マイルを散策できたり、最終日はネイビーピアでクロージングパーティーが行われたりして、開催地のシカゴをしっかり体験することができた。 次回は2026年5月17日から21日まで、グレーターフォート・ローダーデールで開催
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