2025年の安全な航空会社、首位はニュージーランド航空　エアラインレイティングス調査

航空格付け会社のエアラインレイティングス（AirlineRatings）は、2024年の安全な航空会社トップ25を発表した。首位はニュージーランド航空と香港エクスプレス航空だった。 過去2年間の重大事故や機齢、期待規模、事故率、死亡者数、収益性、IOSA認定や国別監査、パイロットのスキルや訓練などを総合的に評価したランキングで、毎年発表されている。今回の調査対象は385社だった。 フルサービス航空会社と格安航空会社（LCC）に分かれており、フルサービス航空会社はニュージーランド航空が2連覇、LCCは初めて香港エクスプレス航空がトップとなった。 フルサービス航空会社では、ニュージーランド航空と2位のカンタス航空の差は1.50ポイントだった。ニュージーランド航空は保有機材の機齢が若いことから、差が生じているとした。3位は各社のスコアが同一で3社が入った。2024年と比べると、イベリア航空とベトナム航空が追加され、大韓航空がトップ10に入った。シンガポール航空とKLMオランダ航空が事故の影響によりランク外となった。 LCCでは、これまでに重大事故を起こしていない香港エクスプレス航空がトップとなり、ジェットスターグループを抜いた。新たにZIPAIR Tokyo、ジェット2、エア・バルティックがランクインした。破産したスピリット航空がランク外となった。 ■2025年の最も安全な航空会社トップ25（括弧内は前年の順位） 1位：ニュージーランド航空（1） 2位：カンタス航空（2） 3位：キャセイパシフィック航空（9）、カタール航空（5）、エミレーツ航空（6） 4位：ヴァージン・オーストラリア（3） 5位：エティハド航空（4） 6位：全日本空輸（ANA）（7） 7位：エバー航空（14） 8位：大韓航空（12） 9位：アラスカ航空（10） 10位：ターキッシュ・エアラインズ（16） 11位：TAPポルトガル航空（17） 12位：ハワイアン航空（21） 13位：アメリカン航空（22） 14位：スカンジナビア航空（11） 15位：ブリティッシュ・エアウェイズ（15） 16位：イベリア航空（-） 17位：フィンエアー（8） 18位：ルフトハンザ・ドイツ航空/スイス・インターナショナル・エアラインズ（18） 19位：日本航空（JAL）（20） 20位：エア・カナダ（24） 21位：デルタ航空（21） 22位：ベトナム航空（-） 23位：ユナイテッド航空（25） ■2025年の最も安全なLCCトップ25 1位：香港エクスプレス航空 2位：ジェットスターグループ 3位：ライアンエア 4位：イージージェット 5位：フロンティア航空 6位：エアアジア 7位：ウィズ・エア 8位：ベトジェットエア 9位：サウスウエスト航空 10位：ボラリス 11位：フライドバイ 12位：ノルウェー・エアシャトル 13位：ブエリング航空 14位：ジェット2 15位：サン・カントリー航空 16位：ウエストジェット航空 17位：ジェットブルー航空 18位：エア・アラビア 19位：インディゴ 20位：ユーロウィングス 21位：アレジアント航空 22位：セブパシフィック航空 23位：ZIPAIR Tokyo 24位：スカイ・エアライン 25位：エア・バル