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ANA、「ANAクオリティアワード」を開催 4年ぶりに国際線も対象

2024年07月03日12時35分 / 提供:TRAICY(トライシー)

ANA(全日本空輸)は7月1日、「第18回 ANAクオリティアワード」をコングレスクエア羽田で開催した。 「ANAクオリティアワード」は、ANAが就航する各空港の品質実績を評価し、利用客がワクワクで満たされるような高い「顧客満足」を実現することに貢献した空港を表彰することで、より一掃の空港サービス・品質向上を目指すためのイベント。2006年度からスタートし、コロナ禍による中断を経て、昨年に3年ぶりに開催されたものの、国際線は2021年度と2022年度の実績回復の状況が芳しくないため全空港を対象とした評価が難しいと判断し、国内線のカテゴリーのみで開催していた。 18回目となる今アワードでは、国際線の需要も急速に回復しているため、4年ぶりに国内線・国際線の両カテゴリーでの開催となった。国内線49空港、国際線46空港が対象となり、会場には国内外から空港スタッフが集結。「安全保全」、「定時性」、「快適・利便性」の3つの評価部門で競い合い、さらに総合評価が高かった空港に「最優秀賞」が贈られた。 国内線は状況が似ている空港間で品質を高めることを狙って生産量、国際線はエリアが近く特性が似ている空港同士で競い合うことで品質を高めることを目的としてエリアごとに、それぞれ5つのグループにわけ、それぞれのグループで部門ごとに1位から3位、国際線では日本のみ1位を表彰した。 前回最優秀賞を受賞したのは、国内線が庄内空港所(第17回)で国際線が大連空港所(第14回)。今アワードの発表前に、両空港所からトロフィーの返還が行われた。 まずは国内線・国際線両カテゴリーともに部門ごとの受賞空港を発表した。国内線・国際線ともに安全保全部門での1位の獲得空港が多く、グループ全体で安全保全に対して意識の高さが浸透していると言える結果となった。 会場の様子は各空港へ動画でも配信。さらに各空港からの中継もあり、受賞した空港スタッフが喜ぶ姿などが会場でも確認できた。 この3つの部門の結果を元に、グループごとの総合評価と国内線・国際線それぞれの最優秀賞も発表され、国内線は新潟空港所/新潟航空サービス、国際線はBeijing Airport Teamが受賞。新潟空港所/新潟航空サービスの廣瀬謙一氏は受賞について「新潟空港所が総合部門で壇上に立つのは第1回以来。20年も経つと人も環境もガラッと変わっておりますが、その変わった環境の中にもまた受賞できたというのは今現場で働いているスタッフの大きな自信に繋がったのではないかなと感じております」と話していた。 また、Beijing Airport TeamのWANG ZHUO氏は「コロナ後の厳しい状況の中で、様々な行動に取り込んできた結果だと思います。これからも中国国内の空港と連携しながら、来年度も最優秀賞に向け頑張りたいと思います」と受賞の喜びを語っていた。 会場ではこのほか「2023年度 品質貢献賞 空港が選ぶBEST貢献賞」を発表。表彰とあわせて、それぞれが受賞した取り組みについて、壇上でプレゼンが行われた。 大阪空港支店がバルク内の残留物確認をシミュレートできるアプリで「保安・安全貢献賞」、千歳空港支店がモチベーションとオンタイム意識向上を目的とした動画の作成で「定時性貢献賞」、女満別空港支店がターンテーブルに手作りの模型を設置して、利用者を飽きさせない取り組みで「快適・利便性貢献賞」をそれぞれ受賞した。 また、今回のアワードではANAの就航空港ではないものの、アンカレッジ空港のPegasus Aviation Serviceをゲストとして招待。アンカレッジ空港はANA便がダイバート時に対応する空港で、2021年12月以降、北米便が4回ダイバートし、その際には深夜時間帯の到着であっても迅速に対応し、乗客の降機が伴った際もホテルの手配などをサポートした。6月にロサンゼルス便がダイバートした際も到着と同時に給油トラックを配置するなど抜かりなく準備を進め、着陸後約1時間で再出発できたという。これらの取り組みに対して、特別賞が贈られた。 登壇した小山田亜希子上級執行役員オペレーションサポートセンター長は、今回のアワードについて「今年は4年ぶりに国際線も評価対象として復活をしております。海外空港からも、たくさんの空港のスタッフの方が参加くださっています。厳しかったコロナ禍を乗り越えて、アフターコロナの象徴的なイベントだと感じています」と話していた。 また、米谷宏行取締役執行役員オペレーション部門統括は最優秀賞を受賞した2空港について「おそらく点数は僅差だったと思いますが、2空港に共通するのはどの部門においても安定的にしっかりとポイントを稼げたのかなと。日頃の研鑽の賜物と思います」と説明。さらに「6月7日に安全に関わるメッセージを出させていただきました。ひとつひとつの仕事を大切にというメッセージで、そこに込められた思いは、オペレーションハンドリングをする中で、もし不安なことあるいはどうすればいいのかと不明なこと、そういったことが起きた場合はぜひ立ち止まっていただきたい。勇気を持って立ち止まって、周りに相談するなど適切な周知をしていただきたい。会社のKPIだとか、事業所のKPIとかそういったものよりも、ひとつの業務を大切に丁寧にやっていただく。これが我々のエアラインとしての使命じゃないかなと思っています」と総括していた。

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