2024年03月15日15時14分 / 提供:TRAICY(トライシー)
全日本空輸(ANA)は、大型貨物機のボーイング777Fを、3月29日に熊本空港へ初運航する。 TSMCが熊本県菊陽町に半導体工場を建設することなどによる、旺盛な貨物需要に対応するため、定期便化を見据えて熊本県、熊本国際空港と連携して実施するもの。空港ハンドリング、電子通関システム、荷主企業の輸送プロセスなど、一連のハンドリングを確認することで、物流の増加に対応する。 ANAは、半導体関連の国際輸送需要を見据え、2023年10月に熊本空港へ電子通関システム(NACCS)を導入し、通関手続きの簡素化が可能となっていた。今回はANAとして初めて、NACCSを活用した輸入税関業務を行う。 ANAが2機を保有するボーイング777Fは、2019年7月から運航を開始。貨物積載量は約100トンで、半導体製造装置や航空機エンジンなどの大型貨物も可能となっている。 ■ダイヤ