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アラスカ航空改悪 救いの神?”キャセイ”は使えるのか【橋賀秀紀のフカボリ!】

2023年03月15日10時15分 / 提供:TRAICY(トライシー)

2016年12月に日本航空(JAL)との提携を開始した、アラスカ航空のマイレージプログラム「マイレージプラン」は、日本在住のマイラーにとって最も”使える”マイレージプログラムの一つだった。その最大の理由が、日本~アジア各都市のビジネスクラス25,000マイルという必要マイルの少なさだった。この必要マイル数が2023年3月14日、引き上げられた。 日本発着のJAL特典航空券の必要マイル数は次のとおりである(時期によって変動する)。 ・アジア内 エコノミークラス:15,000マイル→17,500~25,000マイル ビジネスクラス:25,000マイル→35,000~50,000マイル ・アジアと北米間 エコノミークラス:35,000マイル→35,000~45,000マイル ビジネスクラス:60,000マイル→60,000~80,000マイル ファーストクラス:70,000マイル→85,000マイル~100,000マイル これまで、「デリー→東京(ストップオーバー)→ニューヨーク」といった特典航空券の必要マイル数は、「東京→ニューヨーク(直行)」と同じマイル数でカバーでき、アジア内特典航空券よりもさらにお得だったが、こちらも引き上げられてしまった(エコノミークラスの場合、35,000→57,500マイル)。その代わりというわけではないが、JALの日本~ヨーロッパ間の特典航空券予約が可能となっている(エコノミークラスで片道50,000マイル~)。 すでに2022年の時点で、「マイレージプラン」の変更(改悪されるものとみられていた)は予告されており、本来であれば2022年の年末から変更となるはずだったのが、後ろ倒しとなった形である(一部の必要マイル数はすでに変更となっていた)。 また、JALの特典航空券のアジア内については、インド線など一部路線以外では、すでに発売直後などを除くと、ビジネスクラスの特典予約は非常に困難になっていたので、突然の改悪というよりもソフトランディングのように感じられた人も少なくないのではないだろうか。 さあ、改悪を嘆いていても仕方がない。マイラーは常に与えられた条件の中でスイートスポットを探し、利用するだけである。幸いにも「マイレージプラン」には、JALのほかにもう一つ利用価値の高い航空会社がある。それがキャセイパシフィック航空だ。キャセイパシフィック航空の特典航空券はアラスカ航空への電話予約しかできず、ハードルが高かった。それが2022年秋から、オンライン予約が可能となり、使い勝手が飛躍的に向上している。 キャセイパシフィック航空のアジア内の必要マイル数(片道)は以下のとおりである。2023年3月14日時点で引き上げは行われていない。 ・アジア内 エコノミークラス:12,500マイル プレミアムエコノミー:15,000マイル ビジネスクラス:22,500マイル ファーストクラス;27,500マイル 有償航空券との比較でいえば、ファーストクラス、ビジネスクラスということになる。だが、日本と香港の間のファーストクラスは特典枠として表示されないようだ(ごく短期間、ファーストクラスも予約可能だった時期がある)。 キャセイパシフィック航空は香港~ヨーロッパ間にもフライトがあるが、日本~香港~ヨーロッパ間の特典航空券を発券することはできない(香港~ヨーロッパ間であれば可能)。なお、日本~香港~アメリカ間は可能で、エコノミークラスなら片道30,000マイルでカバーできる。 そこで、日本在住者の多くにとって必要マイル数が少なく利用価値が高い、キャセイパシフィック航空の日本~香港~東南アジア・南アジア内特典航空券の絞って検討してみたい。 まず、キャセイパシフィック航空のアジア内路線はどこに就航しているのだろうか(2023年4月時点)。 日本:札幌/千歳東京/羽田・東京/成田名古屋/中部・大阪/関西・福岡 東南アジア:フィリピン(マニラ・セブ)、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)、カンボジア(プノンペン)、タイ(バンコク・プーケット)、マレーシア(クアラルンプール・ペナン)、シンガポール、インドネシア(ジャカルタ・デンパサール・スラバヤ) 南アジア:

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