2023年11月15日12時10分 / 提供:広島ニュース 食べタインジャー
広島県尾道市因島に本社を置く万田発酵株式会社は、自社が開発した
万田酵素(宇宙用)が宇宙日本食としてJAXAに認証されたと発表しました。
宇宙日本食とは?
宇宙日本食は、食品メーカーなどが提案する食品をJAXAが定める宇宙日本食認証基準と照らし、基準を満足している場合に宇宙日本食として認証するものです。ISSに滞在する日本人宇宙飛行士に、日本食の味を楽しんでもらい、長期滞在の際の精神的なストレスを和らげ、ひいてはパフォーマンスの維持・向上につながることを目的として開発したものです。
via.JAXA公式サイト
宇宙日本食のリストにこの度、万田酵素(宇宙用)が追加。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士が希望した場合、ISSで宇宙食として活用されることになります。
万田酵素(宇宙用)は「デザート」カテゴリへ
万田酵素は、果物・穀物・海藻・野菜…と様々な植物性原材料を長期発酵・熟成させた健康食品。ペースト状の商品をメインに、粒タイプやドリンクタイプなどが発売されています。
画像は万田酵素シリーズ。宇宙食に認証されたものとは異なる
万田酵素は宇宙日本食として認証される基準の一部(1.5年以上の賞味期限があり常温保存が可能であること)をすでに満たしていたことや、中身が飛散しないことなど
宇宙日本食として求められる点が、万田酵素 本来の形状を変えずに宇宙でも問題なく食すことができるとして認証取得の追い風になったようです。
万田発酵は2020年に認証取得を目指してプロジェクトチームを発足。申請書は約500ページにも。
1次審査を通過後、2次審査には900ページもの申請書を作成。本社工場(広島県尾道市因島)にて立入検査などを経て、2023年11月晴れて認証取得となりました。
万田酵素(宇宙用)
普段は健康食品として親しまれている万田酵素ですが、宇宙での万田酵素(宇宙用)の区分としては「デザート」となるようです。
万田酵素は濃厚な甘味があるので、宇宙飛行士の方の “甘いもの食べたい” 欲を満たし癒して、発酵パワーで元気になってくれるといいですね。