2023年09月14日16時00分 / 提供:コロカル
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脱サラし35頭の羊を連れて、めん羊牧場を始めた武藤浩史さん
国内の羊肉流通は海外産・国産合わせて年間2万トン程度で、国産羊はわずか1%未満と言われています。そんな国産羊市場を支えるめん羊牧場が、北海道の東部、太平洋側に面した白糠町(しらぬかちょう)にあります。それが、白糠町の南側、茶路川のすぐそばにあり、約900頭の羊が元気に飼育されている〈茶路めん羊牧場〉です。白糠町は人口約7200人の小さなまちで、道内でも特に気温が低く、漁業や農業、酪農が盛んな地域となっています。
牧場主はいまから35年前に脱サラし、わずか35頭の羊を連れて牧場経営を始めた武藤浩史さんです。牧場のコンセプトは「羊一頭を余すところなくいただくこと」。武藤さんは牧場を始めた当初から「羊をまるまる一頭無駄にしないこと」を大切にしてきました。