吉本新喜劇の俳優・桑原和男(本名・九原一三、くはら・かずみ)さんが8月10日、老衰のため、神戸市内の病院で逝去したことが、所属の吉本興業から発表された。享年87だった。通夜は8月11日、葬儀告別式は12日に近親者で執り行う予定。
桑原さんは、福岡県小倉市(現北九州市)出身。1955年、高校卒業後、教師を志し、福岡の教育大学を受験したのち、大阪で夢路いとし・喜味こいしに弟子入りし、同年に新芸座に入った。翌1956年、秋田實が立ち上げた上方演芸株式会社発足と同時に漫才師となり、「原こちら」の芸名で漫才の舞台に。3回コンビ別れを経験。3人目の相方は平参平で、地方巡業も行いった。