2024年07月19日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
八月のお盆休みを利用して海外旅行に行くという人の中には、旅先で困らないように、と今から英語を勉強している人もいるかもしれない。普段使っている日本語を不自由なく英語でも話せる人はかなりの英語上級者。しかし、そこはやはり別の言語である。日本語の中にはどうにも英語に訳しにくいものもあるらしい。
■翻訳者泣かせの「さすが」という日本語
『なぜ日本人はupsetを必ず誤訳するのか ~ 英語のフレームで考えるということ』(アン・クレシーニ著、アルク刊)は英語と日本語のあいだの埋めがたい溝について考えさせる一冊。たとえば「さすが~だ」という日本語は、ぴったりくる英語表現が見つかりにくい言葉の一つなのだという。
「さすが大学教授ですね!」という場合、お堅く言うなら「That is to be expected from you as an professor!」となるが、あまりこういった言い方はしないそう。