2024年06月07日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
仕事をして、お金を稼いで、休日は友達や家族と過ごす。波風のない日常は、それが永遠に続くかのように錯覚する。しかし、病気やケガで働けなくなったり、親の介護でこれまでのように自分のことに時間を使えなくなったり、といったことで収入が減ったり断たれたりすると、途端に生活が行き詰まる。
家賃が払えなくなったり、クレジットカードの引き落とし残高が足りなくなったり、子どもの学費が払えなくなったり、といった自体はほとんどの人の人生に起こりうる悲劇なのだ。ある程度は保険でカバーできるが、すべてではない。そもそも何があっても万全と言えるほど多種多様な保険に入っている人は稀だろう。
◾️病気、ケガ…予期せぬ収入減に備えて知っておきたいセーフティネット
『死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~』(雨宮処凛著、光文社刊)は、こうした人生のピンチをどう切り抜けるか、という知恵を授けてくれる。社会のセーフティネットをいかに頼るか、という話でもあるし、何かしら頼れるものがあるので希望を捨ててはいけないという話でもある。