2024年04月21日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
英語やスペイン語、フランス語は、それぞれ別の言語だと考えられがちだが、いずれも祖先は同じ、「ラテン語」である。このラテン語、古くはローマ帝国で使われていたが、現在公用語としているのはバチカン市国のみ。
「消えゆく言語」かと思いきや、決してそんなことはない。ラテン語を話す人々は現在もいるし、世界的にラテン語の教材は充実している。そして、日本の社会にもはしっかりとラテン語は根づいているのである。例えば、「午前・午後」を指す「AM・PM」という言葉は日本でもお馴染み。実はこれは「ante meridiem・post meridiem」というラテン語が起源である。『世界はラテン語でできている』(ラテン語さん著、SBクリエイティブ刊)は、古くて新しく、そして広がりのあるラテン語の世界を垣間見せてくれる。
◾️ビジネスの世界であなたもラテン語に触れている
現代の私たちが使う日本語の中には英語起源の言葉がカタカナ言葉として少なからず入っている。そして英語はラテン語が起源。ということは日本語に中にも必然的にラテン語の要素は入ってくる。というよりも、カタカナ言葉の多くは元を辿るとラテン語に行き着く、とも言えるだろう。