2024年03月07日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
何をやってもうまくいかない、皆のようにちゃんとできない自分は情けないと、真面目な人ほど、自分を責めてしまったり、「なんとかしなければ」とさらに頑張ってしまううちに、心は疲れてしまうもの。そうならないようにするために必要なのが、日々起こるさまざまな出来事に、いちいち左右されない柔軟な心。そんな柔軟な心を身につけるために知っておくべきことが、「心の立て直し方」のコツだ。
◾️自責、罪悪感、不安…精神科医が教える「揺れた心」の立て直し方
『「もういやだ!」と思った時の こころの立て直し方』(本橋京子著、三笠書房刊)では、日本国内から中国、アジア圏で多くの人々のメンタルに寄り添ってきた精神科医、医学博士の本橋京子氏が、「弱いんだけどなぜか強いメンタル」になる方法を紹介する。
人前でのスピーチやプレゼンで、ちゃんと話せるのか、失敗したらどうしようと不安になったり、緊張することはあるはず。緊張を感じたときはまず、目を閉じて呼吸を意識的に深くすること。ポイントは、ゆっくりとお腹まで思い切り息を吸い込むこと。これにより、自分で呼吸をコントロールすることができることがわかり、だんだんと落ち着いていく。呼吸がゆっくりになると、副交感神経がはたらいて心や体がリラックスモードに入るからだ。このとき、「早く落ちつかなければ」と焦らないこと。あくまで自然に落ち着いてくるのをただ待つこと。これこそがマイペースの本質となる。