健康でいられるのであれば、いつまでも食事をおいしく食べられて、自分の足で歩いていられるのであれば、できるだけ長生きしたいもの。体が不自由になったり寝たきりでは、長生きしてもしかたない。
このあたりが現在60歳前後の人の人生観、死生観の主流ではないだろうか。人生100年時代の60歳はまだまだ若い。しかし、10年後はどうなっているだろう。
■80歳でも元気な人、60代でもヨボヨボの人
街に出ると、80歳前後だと思われる人がかくしゃくとして歩いている姿を目にすることもあれば、まだ70歳になっていないように見える人が弱々しく歩いているのを見かけることもある。