2023年12月04日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
仕事のプレッシャーがきつかったり、人間関係がうまくいっていなかったり、自分の将来に明るい展望が持てなかったりと、私たちはいろいろなことにストレスを感じている。そして、時にはメンタルに支障をきたしたり、体調に異変が起きたり、そのストレスで「潰れて」しまう。
ただ、強いストレスがかかっている状況でも、明るく楽しく健やかに生きられる人もいる。こうした人は、ストレスで潰れる人と何が違うのか?
■ナチスドイツの強制収容所を生き抜いた女性たちから導き出された「ストレスで潰れない人」の特徴
この問題を考えるキーワードになるのが「首尾一貫感覚」だ。『「なんとかなる」と思えるレッスン 首尾一貫感覚で心に余裕をつくる』(舟木彩乃著、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)によると、首尾一貫感覚とは「大変な仕事、しんどい人間関係、ストレスフルな出来事があっても、明るく健康に生きる力」のこと。第二次大戦中にナチスドイツの強制収容所に収容されるという過酷な経験をしたにもかかわらず健康を保っていた女性たちの考え方や価値観を分析した研究から導き出された感覚だという。