2023年12月03日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
管理職やリーダーになり、1990年代中盤から2010年代序盤までに生まれたZ世代と呼ばれる部下を持ったはいいが、どういう仕事観で仕事をしているのか、何を考えているのかが掴めず、どのようにコミュニケーションをとったらいいのかわからないという悩みを抱えている人は多いだろう。マネジメント層は、Z世代とどのようにコミュニケーションをとり、仕事を教えればいいのか。
◾️「背中を見て学べ」「習うより慣れろ」が通じない世代
『新しい教え方の教科書 Z世代の部下を持ったら読む本』(北宏志著、ぱる出版刊)では、元中学・高校教師で17000人以上のZ世代社員への指導実績を誇る研修講師、人材育成コンサルタントの北宏志氏が、Z世代特有の価値観やコミュニケーションのノウハウを解説する。
世代の違う若者たちと良い関係性を築くために重要なのが、丁寧な指導と教育だ。今マネジメント層になった人たちが若手の頃のかつての日本では、「背中を見て学べ」「習うより慣れろ」といった指導方法が一般的だった。けれど、今それが通用するかというとそうではない。マネジメント層は「見ていたら雰囲気でわかるだろう」という考えは改めるべき。なので、Z世代の考えに歩み寄り、一から十まで丁寧に指導・教育することだ。