2023年09月01日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
通勤のために毎朝駅まで行くだけで汗だくになるような猛暑が続く今年の夏だが、オフィスで仕事ができる人であればまだいい。さらに過酷なのが屋外で仕事をしている人たちである。
その代表格といえば、交通誘導員だろう。強烈な陽射しの下でも分厚い制服を着て、立ちっぱなしで仕事をする交通誘導員を見て「きつそうな仕事だな」と思ったことがある人は少なくないはずだが、彼らの仕事がどんなものなのかは、意外と知らないものかもしれない。
■自分の誘導で接触事故…交通誘導員のストレスフルな日常
『交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます』(柏耕一著、フォレスト出版)はそんな交通誘導員たちの仕事や日常を描いたエッセイである。イベント会場や工事現場など、誘導員の需要は多い。そして現場では人も車も彼らの誘導通りに動く。絶対に事故があってはいけない。プレッシャーの大きい仕事でもあるのだ。