2023年07月16日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
説明しているうちに、要点を上手に伝えることができずに話が長くなってしまったり、最終的に自分でも何を言っているのかわからなくなってしまった経験はないだろうか。だれかに何かを伝えるのは根本的に難しい。苦戦してしまうのは、努力や才能が足りないのではなく、説明がうまくなる方法論をまだ知らないだけだ。
『説明の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社刊)では、「三流はこうする、二流はこうする、一流はどうする?」というように順を追って一流の説明がマスターできるよう具体的な回答を提示している。
■三流はそのまま話し、二流はモレなく、ダブりなく話すが…
説明は相手に伝わらなければ意味がない。伝えるには話の整理をしなければならない。しかし、三流は、思いついたまま話すから話に整理がつかない。一方、二流は、モレなく、ダブりなく話すことができる。しかし、「モレなく、ダブりなく整理できていること」と「モレなく、ダブりなく説明すること」はまったく違う。