2023年07月10日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
仕事や勉強に一生懸命励む人は多い一方で、「結果」となると誰でも手にできるものではない。もしかしたら、結果の良しあしは「一生懸命さ」とはあまり関係がないか、一生懸命さだけでは足りないか、どちらかだ。
しかし、人は「一生懸命」にしがみつく。懸命に物事に取り組む姿は、それはそれで周囲からの評価の対象になるからである。しかし、結果が出ないのは何かが間違っているからで、その何かをつきとめないことには、その姿勢は身を結ばないのだが、姿勢が評価されているうちはそこに考えがなかなか及ばない。一生懸命はある種の「ぬるま湯」なのである。
■「未完了」をなくせばエネルギーが湧いてくる
『降伏論 「できない自分」を受け入れる』(高森勇旗著、日経BP刊)はこの点を鋭く指摘し、成果の出る努力をするための考え方を教えてくれる。本書によると、いい結果を出すには、自分自身を「いい結果を出せる状態」にしなければならないという。