人材確保や社員の定着率の改善はどの会社にとっても課題であり、会社の未来にかかわる重要なテーマである。
それは保険業界も例外ではない。もともと、「売れば売っただけ稼げる」という成果報酬型が根づいている保険業界は、必然的に少数の「勝者」と多数の「敗者」を生む。そのため「3年離職率が8割」と、社員定着率の低い業界だった。結果として、多くの保険代理店が人手不足にあえいでいる。
■「とにかく稼ぎたい人」が減った日本で保険営業は魅力的な仕事なのか?
この成果報酬型こそが保険業界自体の首を絞めている、とするのが『人材が続々集まる、メキメキ育つ! スゴい保険代理店経営』(パノラボ刊)の著者である稲葉晴一氏だ。