2023年05月17日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
ここ数年、継続して成果を出せるチームの条件として「心理的安全性」という言葉が注目されるようになった。「心理的安全性」とは「対人関係においてリスクのある行動をとっても『このチームなら馬鹿にされたり罰せられたりしない』と信じられる状態」を指す。
自分の職場や自分のチームを振り返ってみよう。みんなと意見が異なる人を排除しようとしたり、笑いものにしたり、あるいは強権的なリーダーが独善的なやり方でまとめているようなチームでは、メンバーは心理的安全性を感じることはできない。パワハラやセクハラが横行する職場も同様であることは言うまでもないだろう。
■「心理的安全性」が「ただのぬるま湯」に変わる時
心理的安全性がここまで注目されているのは、先述の通りこれが担保されているチームは仕事の成果が出やすいからである。だからこそ、心理的安全性が担保された状態とはどんな状態なのか、深く知っておくべきである。なぜなら、この言葉は誤解されやすいものだからだ。