2023年04月25日19時00分 / 提供:新刊JPニュース
日本の憲政史上、最も長く総理大臣を務めた安倍晋三氏。2012年12月26日の第2次内閣発足から2020年9月16日の内閣総辞職まで約7年8カ月、2822日の連続在任日数も歴代最長だ。
昨年7月、安倍氏が凶弾に倒れると、国葬をめぐって国民の間で議論が巻き起こった。そして今年2月に刊行された『安倍晋三 回顧録』(中央公論新社刊)はベストセラーとなっている。
今なお、安倍氏の存在は国民の中に強く残っている。そして、それは政界においても同様だ。
元通商・経産官僚で政治経済評論家の古賀茂明氏は、新著『分断と凋落の日本』(日刊現代刊)で「亡き後もなお、得体の知れない安倍的なものが政界に漂っている」と指摘する。この「得体の知れない安倍的なもの」の正体を解き明かしていくことが、長きに渡った安倍政権の総括につながる。