260万部を超えるベストセラー『思考の整理学』の著者で、96歳まで現役で活躍した“知の巨人”外山滋比古氏。そんな外山氏が残した言葉の数々には、私たちが生きていくための必要な知恵、考え方が込められている。
そうした外山氏の考えがまとめられているのが『90歳の人間力』(幻冬舎刊)だ。
まずはまえがきで次のように述べている。
見えるものだけを追っていれば、常識的になり、心を失うのは是非もない。ものごとをしっかり考え、洞察する力がなくては、これからのはげしい時代を生きていかれないであろう。(p.4より)