2022年12月27日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
人の話を聴いているつもりでも、実はしっかりと聴けていないことは多い。良い人間関係を築くためには、相手が伝えたいことを正確に理解し、相手の気持ちまでくむことが大切。そのために必要なのが「傾聴」だ。部下とのコミュニケーションや家族との会話など、傾聴の大切さはここ数年でよく知られるようになっている。
■ただ「話を聞く」とは違う「傾聴」の本質
『プロカウンセラーがやさしく教える 人間関係に役立つ傾聴』(古宮昇著、清流出版刊)では、心理学博士であり、プロカウンセラーとして日本、アメリカ、ニュージーランドで30年近くにわたり多くの人々の話を聴き、悩みに向き合い、解決をサポートしてきた古宮昇氏が、傾聴の基本をはじめ、仕事、夫婦、親子、初対面の関係などの対話の場面での具体的な傾聴のコツを会話例とともに紹介する。
傾聴とは、相手を尊重するという基盤の上に、なるべく相手の身になって共感的に理解し、その理解を言葉で返しながら行う対話のこと。では、具体的にどのように傾聴すればいいのか。