2022年12月20日19時00分 / 提供:新刊JPニュース
どんな仕事、業界、業種であれ、継続して利益を出し続けるのは大変なこと。利益が出ない、あるいは赤字続き、という企業は特にこのご時世数知れずあるはずだ。
そんな中でも苦しむ会社が多いのが建設業界である。この業界専門のコンサルタントとして長く活動してきた中西宏一氏は、著書『赤字続きの会社がみるみる蘇る 建設業経営「利益最大化」の法則』(パノラボ刊)で、建設業界の企業特有の体質と見込みの甘さを原因として挙げている。
■建設業界を蝕む「売上への固執」
中西氏によると、業界的に税引き前利益率は最低でも2%は欲しいところだが、それをクリアしている会社は全体の5社に1社程度だとしている。残りは赤字か、どうにか黒字を出している状態。あえて赤字にしている会社もあれば、無理やり黒字にしている会社もあるという。