2022年12月13日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
ノーベル化学賞に輝いた研究は、農業や医薬、電子・電子機器など、さまざまな分野で利用され、実は私たちの生活の身近な存在でもある。しかし、世界のトップレベルの研究者が行なっているその研究内容は、一般人に理解するのは難しい。
『ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた』(山口悟著、ベレ出版刊)では、近年の日本人受賞者の研究を中心に取り上げ、ノーベル化学賞を受賞したさまざまな研究の内容やどんなところが画期的な発見だったのかなどをわかりやすく解説する。著者の山口悟氏は薬剤師であり、製薬会社を経て東京薬科大学薬学部に勤務している。
■ノーベル化学賞「リチウムイオン電池」が解決した課題
スマートフォンやノートパソコンに欠かせないリチウムイオン電池。この電池の優れているところは、小さくて軽いのに大きなパワーを持ち、かつ充電可能であるところである。電気自動車のバッテリーに使われていることが知られているが、ガソリンと電気で走るハイブリット車にも使われている。