2022年12月04日21時00分 / 提供:新刊JPニュース
「子供たちのために死んだ虫(標本)ではなく生きたままの虫を撮って載せたい!」という理想のもと、「図鑑御三家」の一角である『学研の図鑑LIVE 昆虫 新版』の監修を担当したのが、昆虫学者の丸山宗利氏だ。
目標は2000種、期限は1年、撮影はプロカメラマンではなく、全国の昆虫愛好家。無謀な挑戦ともいえるこの図鑑作りだったが、日本全国7000種の生体を撮影、学習図鑑史上最多の2800種掲載の図鑑が出来上がる。
■1年で2000種 昆虫図鑑制作の裏側
『[カラー版] 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』(丸山宗利著、幻冬舎刊)では、図鑑完成まで1年間、多くの人が関係し、その過程での相次ぐ問題、積み重なる疲労、ピリつく人間関係など、さまざまな出来事、図鑑制作の顛末を、監修した丸山氏、図鑑の写真の撮影を担当したカメラマンの視点を中心に紹介する。