2022年11月29日18時00分 / 提供:新刊JPニュース
昭和・平成を代表する立川談志の弟子となり、現在は真打として活躍する落語家・立川談慶氏。通常は3年くらい前座を勤めると二つ目に上がれるが、立川談慶氏は立川談志の基準をクリアするのに人の3倍の9年半、前座時代を過ごすことになる。そして、二つ目、真打昇進の許しをもらうまでに14年間かかった。
しかし、立川談志の無茶ぶりに耐えつつ過ごした前座時代は、誰も経験できなかった立川談慶氏の財産になったという。
■落語界の巨人が説いていた「幸せの条件」
『武器としての落語 天才談志が教えてくれた人生の闘い方』(立川談慶、方丈社刊)では、多くの弟子の中でももっとも立川談志の影響を受けた一人である落語立川流真打、著述家の立川談慶氏が、立川談志の言葉や落語から学び、経験してきたことを役に立つスキル、頼りになる武器として紹介する。