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6年の干ばつにも耐える サボテンの驚異的な生命力の秘密

2022年10月17日19時00分 / 提供:新刊JPニュース

観賞用として人気のサボテンは、世界各地の生態系に影響を与え、地球の未来を救う可能性を秘めている。たとえば、ウチサボテンの仲間は、食品や家畜飼料、加工品原料として世界の広い地域で消費されていることが知られている。また、暑さや乾燥に対する耐性が注目され、砂漠化や土壌浸食の防止にも利用されている。サボテンのポテンシャルは今まさに注目を浴びているのである。
■6年の干ばつにも耐える コピアポア・シネレアの驚異的な生命力
そんなサボテンの謎めいた生態を紹介するのが『サボテンはすごい!』(堀部貴紀著、ベレ出版刊)だ。本書では、中部大学応用生物学部准教授であり、日本では数少ないサボテン博士の堀部貴紀氏が、「なぜサボテンは高音や乾燥下で生きていけるのか?」「なぜあのような変わった形をしているのか?」などの疑問に科学的な知見に基づいて解説する。

サボテンはなぜ水が少ないところでも生きることができるのか。サボテンを含む多肉植物は、多肉質の茎や葉に多量の水分を貯えることができる。高さ約10メートルのカルネギア・ギガンテアは、体に約7トンもの水分を貯えることができる。体に水分を多量に保持することで、長期間の乾燥に耐えられることができ、コピアポア・シネレアは約6年の干ばつに耐えたという報告もある。

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