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日本では見ることのできない「コヨーテ」ってどんな動物? 北米の都市部まで進出しているイヌ属の生態を解説してみた

2025年10月21日11時00分 / 提供:ニコニコニュース

今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ひとくち動物図鑑#63 コヨーテ [VOICEROID解説]』というムカデさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

今回ニコニコ用とYouTube用を作った時期に差がある為、内容が結構違います



北アメリカに広く分布するイヌ科の動物「コヨーテ」について、投稿者のムカデさんが解説します。体長およそ1メートルから1.3メートルと、中型犬としては大きめ、大型犬と呼ぶには小さい、といったサイズだそうです。

オオカミやイヌとは近縁な関係なため交配が可能。繁殖力のある子どもが生まれることもあり、コヨーテ(coyote)とオオカミ(wolf)の間に生まれるのはコイウルフ(coywolf)、犬との間に生まれるのはコイドッグ(coydog)と呼ばれます。

例えば五大湖を中心によく見られるイースタンコヨーテはオオカミの血が入っていて、さらにアメリカアカオオカミやイヌの血も加わっているとのこと。遺伝の割合としてはコヨーテが6~7割、オオカミが2~3割、あと1割がイヌやアメリカアカオオカミが入っていたり入ってなかったりするそうです。イヌ属の盛り合わせみたいな存在だとか。

そんなオオカミに近いコヨーテですが大きさの比較はこんな感じです。かなりの体格差がありますね。

耳やマズルの形状も異なっています。

生活スタイルは基本的には夜行性。単独やペアで行動しますが、家族単位や小規模な群れを作ることもあります。ただしオオカミのような大きな群れを作るのは少ないそう。

そしてよく遠吠えをする動物でもあります。学名は「吠える犬」という意味だとか。

主にウサギやネズミなどの小型哺乳類を食べるのですが……

群れを作っている場合はシカのようなそこそこ大型の動物を襲ったりもします。さらには他の動物の死体や爬虫類両生類鳥類虫魚類甲殻類、はては果実などの植物まで手に入る食べれそうなものなら何でも食べる雑食性です。

生息地は元々はユタやアイダホなど北米大陸の西側を中心としていましたが、今ではパナマなど中米まで広がっています。天敵のオオカミやピューマといった大型肉食獣の減少による増加、雑食性ゆえの環境への適応力の高さなどがその理由です。

都市部など人間の生活圏にも進出しているのだとか。

そんなコヨーテは昔から人々にとって身近な存在だったのか、ネイティブアメリカンの神話にはコヨーテが出てくる話が数多く存在するそう。

基本的には知性と創造性と狡猾さを備えた存在なのですが、詰めが甘く、欲に目がくらんで失敗する面もあるとのこと。英雄的な活躍から気まぐれによる悪戯まで物語は多岐にわたり、混乱や変化を与えるトリックスターとして描かれているのだそうです。

北米を舞台とした作品で名前を見聞きするコヨーテ。現在日本では展示をしている動物園等が無く、その姿を見ることはできません。意外と知らないことも多いその生態について、解説の詳細に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。コヨーテの登場する神話もいくつか紹介されています。

視聴者のコメント

・名前はよく聞くけど結構知らない生き物
・狐と犬の中間っぽい
・頭文字を取ってコイなのかw
・比較助かる
・オオカミってこんなにデカイのか
・モフりたい
・かわいい

▼動画はこちらから視聴できます▼

ひとくち動物図鑑#63 コヨーテ [VOICEROID解説]

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