2025年09月18日17時00分 / 提供:ニコニコニュース
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『カップ麺風のじょうろを作ってみた』というHILENさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
カップ麺ってじょうろじゃないですか(?)
投稿者のHILENさんは家でローズマリーを育てているのですが、1つだけ不満点があるそうです。
その不満点は「水やり」。
水やりにペットボトルのジョウロを使っているのですが、それが地味に使いづらいそうです。
空気穴が無いので押さないと出ない。押す力加減が難しい。口が大きくて周りに飛び散りやすい
そこで、どうせなら自分でジョウロを作りたいなと思ったHILENさん。
あれこれと考えを巡らせた結果、1つの考えに至りました。
「カップ焼きそばの湯切り口ってじょうろっぽくね?」と気づいたそうです。
ということで、今回はカップ焼きそばの湯切り口のジョウロを自作します。
まずは試作してどのような感じになるか調べます。HILENさんの自宅にアルミのトレイとポリ塩化ビニルの端材があったため、これを使います。
1.5mの穴を13個開けて、良い感じにジョウロになるか試します。
結果は、失敗。水はジョウロっぽい軌道を描かず漏れた感じになったしまいました。
どうやら穴が深かったようで、面取りしながら穴の深さを調整します。
結果は、先ほどよりマシにはなりましたが、微妙な感じに。
穴の間隔が狭く、表面張力で水が合流してうまくいっていない可能性が出てきました。
穴の部分にアルミテープを貼り、穴の間隔を調整。また、穴の数も6個ほどに抑えました。
結果は、今までと比べてかなり湯切りっぽさが感じられるようになりました。
ここまでの検証の結果、
・穴の厚みを減らす
・なるべく穴の間隔を開ける
・穴数は少なめ
・容量を増やす(水圧の上げる為)
・容器は深めにする(水がこぼれにくい)
これらを踏まえて、ジョウロを作成します。
容量1L
容器に使うのは、ステンレス製バット。カップ焼きそばの容器だと耐久性が不十分で、プラスチック系の容器だと見た目がちょっと微妙になりそうなのと接着の関係で、ステンレス製バットに決まったそうです。
こちらの容器には縁にツバが付いていて、上に乗せる蓋は接着するのでツバの部分で接着面を確保できるのが決め手になったそうです。
また、蓋部分はポリ塩化ビニルの端材が余っているのでこれを使います。
注ぎ口兼空気穴
カップ焼きそば風を意識して、水の取り入れ口は右上部分にして上手く再現する形になりました。
方向性が決まったので、実際に加工していきます。
出来上がったのがコチラ。注ぎ口部分は磁石と錆防止のアルミテープを使っています。
蓋部分をシーリング材で容器を接着すれば完成なのですが、これだとあまりにも意味すぎるのでラベルを作ろうと考えたHILENさん。
3日間悩みに悩んだ結果、生み出されたラベル
完成したのがコチラ。フェルメールの「牛乳を注ぐ女」から着想を得て出来上がったラベルです!
湯切り部分はプリントしたラベルが水で滲まないようにアルミテープで防水しています。
そんなカップ焼きそば風ジョウロを使ってみます。
良い感じに水が出ています。
ただし、出しはじめと終わりは水量が安定しなかったのでこぼれやすかったそうです。
そんなカップ焼きそば風ジョウロ、気になる方はぜひ動画をご視聴ください。
▼動画はこちらから視聴できます▼
『カップ麺風のじょうろを作ってみた』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44672931
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