2025年08月08日11時00分 / 提供:ニコニコニュース
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『本物を万博へ見に行く【EXPO2025 大阪・関西万博】』というおばあちゃんさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
イタリア館と新居浜太鼓祭りイベントを主たる目的として万博に行ってきました。 ファルネーゼのアトラスは評判を聞いていた通りすごい存在感でした。 新居浜の太鼓台は大迫力だったのと、水樹奈々さんの生歌が大盛り上がり。 それ以外にも見どころ盛りだくさんの大阪・関西万博を一日楽しみました。
大阪・関西万博へ、楽しみのあまり始発で来たという投稿者のおばあちゃんさん。
検査ゲートまで15人ほどだったので、9時4分入場とスムーズに万博での1日のスタートを切りました。手荷物検査はかなり厳格とのこと。陸上自衛隊の駐屯地一般公開の100倍くらい厳しいと感じたそうです。
アメリカ館に後ろ髪をひかれながら早歩きで向かったのはイタリア館。
入館列に並んで見た景色はUSJのバックヤードみたいでした。
イタリアちゃんを見つめて待つこと30分で入場です!
ファルネーゼのアトラスを前にしたおばあちゃんさんは「これが見たかった」。
見ているだけで重さが伝わってくる卓越した表現力。
そんな作品の実物が2000年の時を越えて存在するという奇跡を噛み締めます。
数トンの石材を取り扱える技術力が2000年以上前にあったのも凄いとのこと。人類史の宝ともいえる逸品を大阪で見れた喜びに、「万博すごいわ」とおばあちゃんさん。
ルネサンス期の芸術家ミケランジェロの彫刻「キリストの復活」も見ることができました。
そしておばあちゃんさんの女の子の部分はドレスに反応。「布の多い衣装っていいよね。うっとりしちゃう」とのこと。
男の子の部分は車が良かったそうです。「やっぱ車だぜ」となったとか。
イタリア館のあとは、楽しみにしていた屋外イベントへ急ぎます。
「さいてくれ!」の掛け声で太鼓台が高く上がりました。一斉に決めたポーズもカッコイイです。
おばあちゃんさんの本日2回目の「これが見たかった」の声が出たのは愛媛県新居浜市の新居浜太鼓台の実演。200人が力を合わせて息を合わせて3トンの重さを担ぎ上げているとのこと。テレビで見たことはあったけれど、本物の迫力はやはり違ったそうです。
ガンダムも見ました。
ガンダム館のそばにあるせいか、ミャクミャクのポーズがブライトさんの「殴ってなぜ悪いか!」のポーズに見えたそう。
リング下を内回りに歩いていると、ノーマークのイベントを発見。
あまり興味の無い盆栽のイベントでしたが、そこは万博。レベルが違いました。
最後の将軍である徳川慶喜が愛した盆栽「鎧掛けの松」を前に、「これが万博か」と感じ入るおばあちゃんさん。
「鎧掛けの松」は約120センチと作品の中でも群を抜いて大きいもの。緻密な枝ぶりが見事です。実物はすごい迫力なのでしょうね。
55年前の大阪万博にも出展された盆栽もありました。
盆栽展、すごかったとのことです。
隣の展示施設では東北の震災からの復興と技術についての展覧会をやっていました。画像はおばあちゃんさんが一番ドキッとしたという、実際の津波の高さを示した展示パネルです。
次におばあちゃんさんが大興奮したのは、滋賀県の株式会社「人機一体」のロボットの展示。JR西日本では多機能鉄道重機としてこちらの会社の製品が現場で使用されているとのこと。
滑らかにポーズを変えながら、いのちのかがやき君をそっと持つデリケートな動きを披露するロボット重機。ロボットアームにかかる力が操縦者にもフィードバックされる仕組みで、人体の拡張という感じなのだとか。本物のロボット重機が現実のものになっていることにすごく感動したそうです。
続いて新居浜の太鼓祭りの会場に戻ると、水樹奈々さんが歌を披露していました。新居浜太鼓祭りを歌った都はるみさんの『ちょおうさじゃ』のカバーで大盛り上がりだったとか。
次はどこへ行こう、と大屋根リングの上で考えたおばあちゃんさんが向かったのは……
トルクメニスタン館でした。万博で一気に知名度が上がった国ですね。
30分並んで入場。大統領の肖像画がお迎えです。
「映像のレベルも高く、展示室の内装も凝っていたし、普通にいいパビリオン」とおばあちゃんさん。視聴者さんのコメントによると3枚目の犬の絵はよく見ると刺繍とのこと。
なんのパビリオンだろうと近付いたこちらは休憩所。トランポリン広場があって子たちが楽しんでいました。
万博で迷ったらここへ行け、なコモンズも見に行きます。コモンズ館は複数の国が共同で出展するパビリオンです。
様々な国の展示を見て回ったおばあちゃんさんは「コモンズたのしすぎでは?」の感想。
コモンズをあとにしたところで人だかりに遭遇。なんとオランダ国王がいらしていたのでした。
日が暮れるまで楽しんだ万博。1番良かった展示はイタリアパビリオンだったとのこと。文句なしのナンバーワンだと思うとも。他に印象的だったのは盆栽展の凄さ。ノーマークだったのでなおさら印象に残ったのだそうです。
少し寂しいところがあるとすれば、ファルネーゼのアトラスも鎧掛けの松も昔の品であること。現代、未来の展示で心底感動したものが少なかったのだとか。「でも大屋根リングはすごいね」とおばあちゃんさん。モニュメント、通路、広場、展望台、休憩所、とその役割は多岐に渡っています。上を歩いても下を歩いてもワクワクするそうです。
おばあちゃんさんの万博での1日の詳細に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。各所丁寧に解説されています。
視聴者のコメント
・完璧で究極のイタリア館
・しかも定期的に入れ替える
・この犬絵かと思ったけど近づいたら刺繍で魂消たぞ
・コモンズは沼 一日中見て回れる
・イミテーションを吊れば、モデルの石を地上において「同じ形の石を探してみよう」とかできたのに
・今日一番貴重な「本物」じゃん
▼動画はこちらから視聴できます▼
『本物を万博へ見に行く【EXPO2025 大阪・関西万博】』
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