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もうすぐ薬局で買えるようになる睡眠薬「ラメルテオン(ロゼレム)」を薬剤師が解説! メラトニンと似ているという特徴や服用の際の注意事項をまとめてみた

2025年08月03日11時00分 / 提供:ニコニコニュース

今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【解説】 「もうすぐ薬局で買えるようになる初の睡眠薬」 ラメルテオン(ロゼレム)【睡眠薬 全種類解説 #15】』といういわし@超ビビリさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

日本で使用することのできる睡眠薬を、全て解説します。 全部で20種類です。 いいねを押すとプチお薬解説を見ることができます。



薬学に関する動画を投稿している薬剤師のいわし@超ビビリさんが、睡眠薬の解説シリーズで「ラメルテオン(商品名ロゼレム)」を取り上げました。

ラメルテオンはメラトニン受容体作動薬とのことで、まずはメラトニンについて解説。メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、睡眠へ誘う作用と体内時計を調整する作用があります。

これらの作用は受容体へメラトニンが刺さることで発揮されるとのこと。その受容体には2種類あり、それぞれ睡眠と体内時計に関与するのだそうです。

メラトニン自体も睡眠薬として販売されていますが、日本では後から開発されたラメルテオンの方が先に発売されるという逆転現象が起こったのだそうです。このラメルテオンはメラトニン受容体に作用する別の人工的な物質とのこと。

ラメルテオンの睡眠薬としての特徴はメラトニンとほぼ同じだそう。メリットは依存性などの副作用が少ないこと、昼夜逆転や時差ボケに有効なこと、自然な睡眠へ誘われることだとか。

違いとしては、メラトニンが小児用に対しラメルテオンが大人用なこと、ラメルテオンの方がメラトニンより強力なことだそうです。

服用の際の注意点としては、ラメルテオンは抗うつ薬の「フルボキサミン(商品名:デプロメール)」との併用は禁忌なこと。ラメルテオンを代謝する肝臓の酵素をフルボキサミンが阻害するからだそう。体内にラメルテオンが体内に蓄積して副作用が起こるのだとか。

うつ病と不眠症はよく併発するので、これらは一緒に処方される可能性の高い組み合わせ。実際、いわし@超ビビリさんが薬剤師として仕事をする中で止めたこともあるそうです。

このラメルテオンは処方箋無しで薬局で買える「OTC医薬品」として発売される予定があるとのこと。睡眠薬としては初めてだとか。ちなみにドリエルは睡眠薬ではなく睡眠改善薬だそうです。ラメルテオンの効能効果は「一時的な不眠で寝付きが悪い症状の緩和」となっているので、長期的な服用は認められないようだといわし@超ビビリさん。詳しい使用条件は発売されないとわかりませんが、睡眠薬が薬局で買えるようになるのは画期的ですね。

解説の詳細についてはどうぞ動画をご視聴ください。また、今回取り上げたラメルテオンと似た作用があるというメラトニンについては、動画『【お薬解説】睡眠薬 全種類解説 #14 メラトニン(メラトベル)【宮舞モカ】』において解説されています。興味を持たれた方はどうぞこちらもご覧ください。

視聴者のコメント

・うぽつ このシリーズ大好きです
・待ち遠しすぎて眠れなくなっちゃう
・お世話になっております
・疑義照会って大事なんだな
・長期ダメなんだ
・慢性的なら病院に行きなさい、ということね

▼動画はこちらから視聴できます▼

【解説】 「もうすぐ薬局で買えるようになる初の睡眠薬」 ラメルテオン(ロゼレム)【睡眠薬 全種類解説 #15】

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