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花粉症の薬はなぜ効くのか? つらい鼻水、鼻詰まりを緩和してくれる仕組みと飲み方の注意点を薬剤師が解説

2025年03月26日14時20分 / 提供:ニコニコニュース

今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【解説】『花粉症を乗り切るための薬』 ディレグラ 【宮舞モカのお薬ラジオ #34】』という、いわし@超ビビリさんの動画です。



投稿者のいわし@超ビビリさんは薬剤師として働きながら、薬学に関する動画を投稿しています。

今回の動画では、花粉症の薬「フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン配合錠(商品名はディレグラ)」を解説します。

この薬は「フェキソフェナジン」と「プソイドエフェドリン」の2つの有効成分が含まれているそうです。

フェキソフェナジンは抗ヒスタミン剤と呼ばれる薬で、アレルギー反応のトリガーになる物質をブロックして鼻水やくしゃみといった症状を出づらくするそうです。
フェキソフェナジンは眠気の副作用が出ない点が特徴とのこと。

もう1つの成分「プソイドエフェドリン」は、生薬の麻黄にも含まれている成分だそうです。

プソイドエフェドリンは血管を収縮させる作用があり、鼻の粘膜が充血したり腫れたりして詰まってしまっているときに効果があるとのこと。

アレルギー反応をブロックするフェキソフェナジンと、鼻の粘膜の腫れを抑えて鼻詰まりを緩和するプソイドエフェドリンの合わせ技。

これが花粉症の薬「ディレグラ」が効く仕組みだそうです。

さて、そんなディレグラですが飲むタイミングに注意が必要で、朝と夕の空腹時に飲むそうです。

食後に飲んでしまうと、有効成分のフェキソフェナジンの吸収率が60%も減ってしまうようです。

不思議なのは「フェキソフェナジンだけの薬」だと食後に飲んでも15%の吸収率減少で済むところ。

フェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの調合薬になると、食後の吸収率が落ちる理由は未解明だそうです。

また、2週間以上の長期投与は想定されていない薬とのこと。

2週間以上処方されている場合、薬局では念のため処方した医師に確認し、ほぼ「継続でOK」と言われるそうです。

最後に副作用についてです。

花粉症の薬と聞くと「眠くなる」という副作用が心配ですが、ディレグラは眠気は出ず、むしろ交感神経を活性化して不眠になる場合があるとのこと。

動悸や頭痛などが出る場合もあるそうですが、どれも「頻度は高くありません」とのことで安心して使えそうです。

これからの時期、お世話になる人も多そうな花粉症の薬についての解説動画でした。

気になった方は、ぜひ下記のリンクから動画でもお楽しみください。

視聴者のコメント

花粉症の薬多すぎ問題
スギはもうとっくにやってきてるんだよなぁ
スギを根絶する薬作ってくれ
昔働いてる最中に花粉症の薬飲んだら、仮眠取っても消えない眠気に悩まされたのう
小青竜湯にも葛根湯加川芎辛夷にも入ってる麻黄

▼動画はこちらから視聴できます▼

『【解説】『花粉症を乗り切るための薬』 ディレグラ 【宮舞モカのお薬ラジオ #34】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44756835

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