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デフォ子の調声に大絶賛の嵐!? 決して感情的ではない歌声と歌詞がスライドしていくMVが目を惹くポップ・レクイエム曲『うらみ交信』

2024年03月11日12時00分 / 提供:ニコニコニュース

 今回紹介するのは稲むり「うらみ交信」。



文/村上麗奈

 ポスターのような縦動画の上部にタイトルが、下部にカメラを構えたデフォ子こと唄音ウタが配置され、左から右に歌詞がスライドしていくMVがシンプルながら目を惹く「うらみ交信」。

 フューチャーハウスを彷彿とさせる音像と、EDM調の展開が聴き心地の良さを生んでいる楽曲。そのポップなイラストと明るい音像に対して異彩を放っているのが、歌詞である。序盤の「盆が終わっても 帰らないでいて」「恨まれて 呪われても 構わない」「修学旅行に ついてきて 取り憑いてきてよ」という歌詞だけを見ても、この楽曲が何を歌うのかよく分かるだろう。決して感情的ではないデフォ子の歌声とポジティブな音像に、永遠の別れに未練を感じる歌詞。楽曲のタグには、小林オニキス「サイハテ」をはじめとした、明るい曲調で永遠の別れを歌う楽曲につけられる「ポップ・レクイエム」のタグが付けられている。しかし「うらみ交信」はタイトルの通り、単なるポップ・レクイエムよりも執着や狂気のようなものが多分に漂っているように感じられる。

 MVを見進めていくと、楽曲序盤から感じられる狂気の予感はそう間違っていないことが分かる。曲調こそ最後まで一貫しているが、不穏な字体で記されるコーラス、半音を効果的に使ったメロディ、色合いを大きく変化させるMV。そして最終的には、それまでほのかに感じていた執着心のようなものを一気に目の当たりにすることになる。

 EDMとして聴くもよし、MVとともに歌詞で描かれる感情を噛み締め、解釈するもよし。是非どちらの聴き方でも楽しんでみてほしい。

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