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一軒の家のために存在する京都の謎の橋! JRと阪急の線路に囲まれた「阪急陸橋」へ行ってきた

2023年02月01日11時30分 / 提供:ニコニコニュース

 今回紹介したいのは、テイクアウト姉妹さんが投稿した『京都の謎 No.5 大山崎の阪急陸橋』という動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

1軒の民家の為だけの道と橋。歴史を探ります。



 投稿者のテイクアウト姉妹さんが、京都と大阪の境目近くの京都府乙訓群大山崎町の「阪急 大山崎町駅」へ来ました。

 天下分け目の天王山がある地域であり、サントリーのウィスキー山崎蒸留所へは徒歩10分ほど。ちなみに山崎蒸留所は京都ではなく、大阪府三島郡島本町山崎になります。本当に境ですね。

 ここから自転車で向かうのは1軒の民家のためだけにあるという跨線橋【※】。鉄道会社や個人の物ではなく、町の管理物とのこと。

※鉄道の線路をまたぐ橋のこと

 茶色の建物の手前で左に曲がり、道なりに進みます。

 細く裏路地感がありながらも綺麗に保たれた道。私道のような雰囲気ですが町道だそうです。

 昔の枕木で作ったらしき柵の向こうに、目的の橋が見えます。

 阪急陸橋です。

 特徴的な色、阪急マルーンの準急がやってきました。

 阪急の線路にクロスしているのはJR。

 橋を渡ると左手の階段の先に家の玄関が。

 右は行き止まりです。本当に1軒のためだけの橋ですね。

 自転車の方を振り返ると、建物の向こうに新幹線が見えました。

 どうしてこのような橋があるのか。その謎を地形から考えてみます。

 画像は2019年1月のものです。線路と会社の建物に囲まれ、橋以外が閉ざされた土地であるとわかります。

 そしてこちらは昭和21年の画像。今の橋が作られたのは昭和29年ですが、以前から橋が存在していたことがわかりました。JRを横断する道らしき白い線が見えることにも注目です。この白い線は2年後の昭和23年の航空写真からは消えているとのこと。

 さらに過去へ。左は昭和7年、右は現在の地図です。昔の地図には橋からつながる波線が伸びています。

 これらの情報から、テイクアウト姉妹さんの出した結論は「昔、この橋は1軒のためだけではなく道の一部だった」。利用者数が少なかったのかその後JR横断路は消え、狭間の1軒だけが取り残されたのだろうと。住民がいるので町は道も廃止できず今も残っていると考えられます。

 ある程度謎を解明でき、楽しく帰るテイクアウト姉妹さん。

 大山崎は自転車には楽しい地域で、車では通れない跨線橋や小さなトンネルや踏切などが点在していて走っていて面白い場所だそう。

 この大山崎には他にもいくつか謎があるので、また取り上げたいと語るテイクアウト姉妹さんでした。阪急陸橋の場所や解説の詳細に興味を持たれた方は、ぜひ動画をご覧ください。

視聴者のコメント

・めっちゃ私道っぽいw
・その家専用のバス停なら聞いたことがある
・あー、阪急の赤ー
・ここに居たら通貨列車に見飽きなさそう
・こういうの面白いね
・おつでした〜

▼動画はこちらから視聴できます▼

京都の謎 No.5 大山崎の阪急陸橋

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