2023年02月03日23時25分 / 提供:らばQ
世界中で都市開発が進み、緑あふれる自然から人工物へと景観が置き換わっています。
しかしながら、オランダのユトレヒトはその逆を行っているのだとか。
1980年代と2022年の比較をご覧ください。
Same place in Utrecht Netherlands, 1980 and 2022. : Reddit
Imagine how nice America would be if only 20% of urban highways were turned into canal greenspaces. pic.twitter.com/DCLowZ1kwu
— FuckCars (@FuckCarsReddit) January 17, 2023
上が1980年代、下が2022年のほぼ同じ地点。
高速道路が運河になり、コンクリート色から緑生い茂る土手に。
さすがは環境先進国とも言われるオランダの都市です。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●何て悲しいんだ。美しいコンクリートが自然に侵食されてしまっているじゃないか。
↑これは社会が崩壊して、自然が乗っ取ったんだ。
↑それは運河じゃない?
↑ええと、その建物は破壊されたわけじゃないよ!
2枚目の写真は1枚目の写真より1つ手前の橋から撮られているので、ちょっと誤解させているね。だがその運河が復活したのはすごいこと。
●オランダでは時が逆に流れているようだ、そして素晴らしい。
↑投稿者が写真を逆に貼ったのだと思う。
↑ヨーロッパの都市は今でも上の写真や、もっとひどいところもある。
↑ユトレヒトは全体にナイスな都市だけどね。いろいろと正しい選択をしている。天気さえマシならそこに住むのだが。(※オランダは晴れの日が少ない)
ハールレム(アムステルダム近郊)に何年も住んでいたが、最近アンダルシア(スペイン)に引っ越した。
●同じ家がまだそこに建っているね。写真に写っている。
↑大きなビルはまだあるし、この写真は橋より先なので、実は写真の印象ほどは変わっていない。
↑高速道路を運河に変えて、緑でいっぱいにしたのはかなり大きな変化だと思うけどね。
●この記事 によると、ユトレヒトは1970年に高速道路に変えられた歴史的運河を復活させた。
●……かつては駐車場だった。今では平和なオアシス……。
●珍しいケースの森林再生だね。
↑にわかにその写真が信じられない。今まで積極的に「未開にする」というのを聞いたことがない。
↑オランダの他にも多くの場所で、ヨーロッパでも60〜80年代に発狂的に車社会化したのを、車のためではなく人のために都市をデザインしようとなった。だから「再開発」したんだ。
●同じ橋から見たストリートビュー
2022年
( Marga Klompebrug - Google マップ )
2014年
( Marga Klompebrug - Google マップ
↑良い比較だね。
1970年代に900年の歴史を持つ運河が高速道路になり、2002年の国民投票の結果を受けて運河が復活したとのことです。
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