日本大学(日大)、東京理科大学(理科大)、科学技術振興機構(JST)の3者は5月21日、「量子シミュレーション」を実現するため、レーザー光で作られた2次元格子に閉じ込めた原子の気体を、量子力学の効果が顕著な極低温に冷やすための方法を大規模なコンピュータシミュレーションによって確立したことを共同で発表した。
同成果は、日大 文理学部 物理学科の山本大輔准教授、理科大 創域理工学部 先端物理学科の森田克洋助教の共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会(APS)が刊行する機関学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。