2024年05月14日19時50分 / 提供:マイナビニュース
シャープは5月14日、第10世代のディスプレイパネル工場である堺ディスプレイプロダクト(SDP)における液晶ディスプレイパネルの生産停止を決定したことを発表した。
液晶パネル市場は中国勢の積極的な生産投資を背景にした価格競争の激化に加え、テレビを中心とする最終アプリケーション市場そのものも軟化するなど、市場環境の悪化もあり、そうした事業環境を踏まえ、SDPでも堺工場におけるパネル生産の見通しについて精査していく中、事業の継続によって収益改善が図れる余地は認められるものの、パネルの需要・価格変動のリスク、ガラスなどの部材や人件費の高騰の状況などの急激に変化する市場の状況を踏まえると、損失が拡大する可能性もあることから、堺工場における生産停止を決定したと説明している。
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