宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2023年3月7日、地球観測衛星「だいち3号」(ALOS-3)を搭載した日本の次世代基幹ロケット「H3ロケット試験機1号機」の打ち上げを実施した。
打ち上げ時刻は10時37分55秒。機体は打ち上げ116秒後に固体ロケットブースタ「SRB-3」の分離を実施した後、同211秒後に衛星フェアリングの分離を実施。実際のだいち3号の分離は打ち上げ後1002秒(約17分後)を予定しているが、打ち上げ後300秒過ぎ(約5分後)に予定している第2段エンジンの着火確認のアナウンスが流れておらず、JAXAが状況の確認を進めている。