2023年03月06日18時04分 / 提供:マイナビニュース
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は3月6日、馬渕工業所(仙台市)、東京大学生産技術研究所(東大生研)、宮城県産業技術総合センターの3者が、100℃以下の未利用廃熱を使った有機ランキンサイクル(ORC)発電システムを共同で技術開発したと公表した。この技術開発成果は、NEDOが実施した戦略的省エネルギー技術革新プログラムによって進められた成果である。
今回、馬渕工業所が開発したORC発電システムは、発電機のスクロール機構を高効率化し、80℃程度の低温排水でも作動する有機媒体利用の沸騰・膨張を受けて回転するスクロール方式の独自回転機構を用いて、4kW程度の発電を実現した成果になる(図1)。これを受けて、この発電成果をリチウムイオン電池などに蓄電し、発電量を有効活用できるシステムに仕上げることを目指している。
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