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筑波大学×バーチャルキャスト、エリート教育に向けメタバース空間共同開発

2023年03月06日16時11分 / 提供:マイナビニュース

バーチャルキャストは3月6日、筑波大学大学院と共同開発した国際マテリアルズイノベーション学位プログラムのメタバース空間「Materials Innovation Metaverse Bldg II」を同日に公開したことを発表した。

筑波大学大学院の「国際マテリアルズイノベーション学位プログラム」は、世界の一流大学の学生とつくば地域の一流研究者を出会わせ、エリート教育および質の高い研究をすることを目的とした学位プログラム。今回、海外交流が大きく制限されるコロナ禍でも取り組みを継続するため、2021年12月にメタバース空間「Materials Innovation Metaverse Bldg」を公開した。

メタバース空間はNTTが提供するXRプラットフォーム「DOOR」で開発されたもので、遠隔地の学生はメタバース空間のキャンパスに集い、レクチャーの受講や研究発表、ディスカッションなどに活用しているという。

第2弾として公開される「Materials Innovation Metaverse Bldg II」は、メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」のプラットフォーム上で体験できる空間で、特殊な装置を用いた実験を臨場感あふれる360度動画で体験できるのが特徴。

実験内容は、クロスカップリング反応を用いた発光性分子の合成やNMR測定実験、DNAの採取など多岐にわたり、質問形式で装置の使い方や実験の進め方を直感的に学べるという。実験は無償で一般公開しており、だれでも体験可能。

メタバース空間で行える実験としては、2010年のノーベル化学賞の対象となったクロスカップリング反応を用いて、発光性の分子を合成する実験が体験できる「クロスカップリング反応を用いた光る分子の合成」、有機分子の構造を調べるために使う核磁気共鳴(NMR)装置の測定の手順や使用時の注意点など、VRを用いてわかりやすく体得できる「NMR測定実験」、細胞からのDNAの採取およびDNAの紫外光吸収を利用した熱による二重らせん構造の解離を学べる動画である「生命の設計図であるDNAの採取と性質」が挙げられている。

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