大阪公立大学(大阪公大)は3月3日、ウサギ半月板損傷モデルを用いて半月板の治療法について検証した結果、個体由来の骨髄液から作成した血餅(血液が凝固したもの)である「骨髄液フィブリンクロット」を使用した半月板縫合術が、末梢血フィブリンクロットを使用した縫合術や無処置の場合と比較して、修復が良好であることを明らかにしたと発表した。
同成果は、大阪市立大学院 医学研究科 整形外科学の木下拓也大学院生、同・橋本祐介講師、同・中村博亮教授らの研究チームによるもの。詳細は、低侵襲手術に関する全般を扱う学術誌「Arthroscopy」に掲載された。