男女雇用機会均等法が施行されてから約40年。その間に、企業における女性活躍推進の取り組みは、女性の採用、結婚・出産時の継続就労促進、仕事と家庭の両立支援、そしてキャリア形成支援へと進んできました。
しかし、大手企業中心に両立環境は整ってきたものの、いまだに多くの企業で女性活躍推進の重要なポイントでもある「女性管理職比率」は低い水準にとどまっています。なぜ女性管理職は増えないのでしょうか。連載第1回目である今回は、パーソル総合研究所の研究員・砂川 和泉が同研究所の調査結果をもとに、女性管理職を増やすための施策について考えていきます。