Microsoft、Bing検索エンジンAIチャットの制限引き上げを発表

Microsoftは2月21日(米国時間)、「 The new Bing and Edge - Increasing Limits on Chat Sessions｜Bing Search Blog」において、Microsoft BingおよびMicrosoft Edgeに設けているAIチャット機能の制限を引き上げると伝えた。

Microsoftは人工知能(AI: Artificial Intelligence)技術を活用した新しい「Microsoft Bing」検索エンジンを公開した。高い注目度を集めたこの新技術は多くのユーザーが試験に参加する状況を生んでいる。しかし、Microsoftは新サービスの提供を開始してから比較的すぐに、1セッションあたりおよび1日あたりのチャット数に制限を設けることを発表した（参考「The new Bing & Edge – Updates to Chat | Bing Search Blog」）。

Microsoftの開発段階では長いチャットが行われることは稀だったようで、一般にテストを広げたところ、非常に長いチャットが行われており、かつ、そうした長いセッションは新しいMicrosoft Bingの基盤となっているチャットモデルを混乱させる可能性があることがわかったという。こうした混乱を避けるため、Microsoftは2023年2月17日の段階で1セッションあたりのチャットターンを5回まで、1日あたりのチャットターンを50ターンまでに制限を行った。

今回Microsoftは、この上限を多少緩和し、1セッションあたりの上限を6チャットターンに、1日あたりのチャットターンを60ターンまで緩和すると発表した。なおこの上限はそれほど遠くない段階で1日あたり100ターンまで増やすことが計画されている。