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高梨臨、夫・槙野智章は「心のメンター」 結婚で安心感を得て「芝居に100%の気持ちで向き合えている」

2023年02月22日06時00分 / 提供:マイナビニュース

●年下男子とのラブストーリーを満喫「キュンとする!」
MBSドラマ特区枠で放送される新ドラマ『バツイチがモテるなんて聞いてません』(2月23日スタート、毎週木曜24:59~)で主演を務める女優の高梨臨にインタビュー。年下男子とのラブストーリーに不安もあったという高梨だが、胸キュンシーンを楽しみながら撮影に挑んでいるという。「今は本当に楽しい」と語る女優業への思い、そして、「私の心のメンター」と表現する夫で元サッカー日本代表の槙野智章との夫婦関係についても話を聞いた。

累計100万DLを突破している同名漫画(亀奈ゆう/COMIC ROOM)を原作とするこのドラマは、夫の不倫が原因で35歳にしてバツイチになった主人公・小野和葉(高梨)とイケメン新入社員・満井絢斗(綱啓永)による年の差ラブストーリー。

オファーを受けたとき、高梨は「この役、私がやっていいのだろうか」と思ったという。

「もういい年齢だし結婚もしているし、『バツイチの役をやって若い男性にモテてウキウキしてバカじゃないの?』と思われたら嫌だなと思ったし、そういう風に言う人もいるだろうなと思いました」

それでも、主人公・和葉のように一歩踏み出してみようと思い、出演を決意した。

「和葉もストーリーの中で、この年齢だからってあきらめるのではなく、一歩踏み出したら違う世界が見えるかもしれないという気持ちで飛び込んでいくのを見て、私も挑戦してみようと。今は若いイケメンにモテて楽しいです(笑)」

和葉は結婚5年で離婚。高梨自身も今月9日に結婚5周年を迎えており、和葉がバツイチになるところまでは状況が似ていて気持ちを理解しやすかったという。

「結婚してある程度経ち、信頼関係も築けていてうまくいっていると和葉は思っていて、そういう意味では似ています。それが和葉のように急に崩れて、相手が若い子と不倫して離婚したのに自分も若い子をつかまえて浮かれているのは自分としても恥ずかしいし、『何浮かれてるの自分!』って思うので、自分が抱いたそのままの感情で演じています」

年下男子とのラブストーリーに不安な気持ちもあったという高梨だが、実際に撮影を始めると「これはキュンとする!」とすっかり楽しんでいる様子。

「私自身、引っ張ってくれる人のほうが好きなので、20歳くらいの子と恋愛するという発想が今までなく、ときめけるのかなと思っていましたが、十分ときめきました(笑)。告白されるシーンなどを撮っていくうちに、『これはかわいい! ありかも!』って34歳にして発見しました」

そして、「キュンキュンするシーンもたくさんあり、純粋にラブコメとして楽しんでいただけると思いますし、私がこのドラマをやってみようと思ったように、恋愛に限らず一歩踏み出してみようと思うきっかけになる作品になってくれたられしいです」と本作に魅力を語った。

●女優業への思い「今すごく楽しい」 自身の転機も明かす
原宿でスカウトされたことをきっかけに、2005年に芸能活動を開始してから約18年。34歳となった今の女優業への思いを尋ねると、「日々変化していますが、今は本当にすごく楽しく仕事をさせてもらっています」と充実した表情を見せる。

「今は一つ作品をやって休んで次に、というペースに自然となってきていて、一個一個集中して向き合えています。今でも技量が足りないと感じることがたくさんあって、まだまだ苦しいですが、集中して仕事ができて楽しいです」

結婚による心境の変化も大きかったようだ。

「結婚して精神的にもすごく落ち着いたので、芝居に対して100%の気持ちで向き合えているのかなと。帰る家があるという安心感。余計なことで悩まず、帰ってリセットして今日も頑張るぞ! という気持ちになれるので」

また、「クランクインの前日はいまだに不安すぎて寝られません」と吐露するも、経験を重ねていく中で演技の楽しさをより感じるように。「今回だとファッション誌の編集部役で今までやったことないですし、経験したことのない感情に出会えることが楽しさの大きな部分かなと思います」

今の自分につながっていると感じる転機を尋ねると、映画初出演にして主演を務めた映画『GOTH』(2008)を挙げた。

「どの作品も学びがありますが、『GOTH』のときは全然できなくて監督に0から叩き込んでもらって。それがなかったら今の自分は絶対にないし、初めてちゃんとした役をいただいて、これは仕事なのだと自覚をしっかり持つようになりました」

『GOTH』の撮影中は辞めたいと思うも、それ以降は女優業から離れたいと思ったことは一度もないという。

「『GOTH』のときは、もう無理だと思って『辞めたいです』と言ったんです。でもなんとかやらせてもらって、それ以降は辞めたいなんて言っていられないなと。『できるかな?』ではなく、『やるんだ!』と言い聞かせて必死に役と向き合うようになりました」

また、経験を重ねる中で自分に合った役へのアプローチ方法がわかったという。

「以前は感覚的に演じられると思い込んでいましたが、すごく考えないとダメなのだと年々気づき、自分の中でしっかり感情を組み立てて演じるようになりました。感覚的に演じられている方を見ると、自分もそういう感じでやりたいと思いますが、自分はそうではないんだなと」

そう気づくきっかけとなった作品は東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『結婚相手は抽選で』(2018)とのこと。

「若い頃はいろんなアプローチをしていましたが、『結婚相手は抽選で』のときに役が入ってこなくてどうしようと思い、徹底的に役を分解することに。役やシーンのことをノートに全部書いて、自分の感情や経験と似ている部分を探して組み立てていったらスッと役が入ってきて、感情も勝手に役の気持ちに切り替わり、このやり方が合っていると気づきました」

作品ごとにいろいろな学びを得て成長し続けている高梨。主演作はプレッシャーも大きい分、やりがいも大きいという。

「役のことだけではなく、いろんなことを考えないといけないのでプレッシャーはありますが、やりがいも感じますし楽しいです。今回の現場は皆さんすごく明るくて、スタッフさんも含め、とてもいい現場なので、何の緊張感もなく馴染むことができました」

●互いに高め合える夫婦関係 槙野から「目標を持って生きろ」
今月1日に行われた「MARNI(マルニ)」のファッションショーでは、夫婦2ショットを披露し話題を呼んだ。

改めて結婚後の変化を尋ねると、「周りから『結婚して丸くなった』『落ち着いた』と言われることが多いです。心の安定は自分でも感じていて、それによって変化があるみたいです」と答えた。

槙野は自身のSNSや番組で、高梨のことを「妻でありながらライバル」などと表現している。

高梨は「私は全然ライバルだと思っていませんが、勝手にライバル視を」と笑い、「当然のことですが、私はやると決めた仕事は一生懸命やるので、いつも『すごい』と言ってくれて。そういう姿を見て自分も頑張らなきゃ、ライバルだと思っているのだと思います」と話した。

槙野がテレビ出演する際には高梨が助言することもあり、心強いアドバイザーに。「サッカーに関してはもちろん何も言えませんが、テレビに出演する際などは『こういう立ち位置でこういう風にやったほうがいい』というのがわかるので、いろいろ言ってしまいます」

カタール・ワールドカップ(W杯)の解説を務めた槙野にどんなアドバイスをしたのか尋ねると、「W杯は本田(圭佑)さんがとても自由にやられていたので、『2人とも同じ感じでやってもしょうがないから、槙野くんは普通に解説して、面白いところが少しあればいいんじゃない?』と言いました」と明かした。

逆に槙野から仕事のアドバイスをもらって助けられたことを尋ねると、「1個もないです。芝居も下手だし」と笑いつつ、「セリフを覚えるのが大変な作品はセリフ合わせに付き合ってもらっていて助かっています」と感謝。

そして、自身にとって槙野はどんな存在か尋ねると「私の心のメンターです」と答え、「落ち込んだり、苦しいときや疲れているときに励ましてくれるし、会うと元気になるので、すごく支えになる存在です」と強い絆を感じさせた。

さらに、「槙野くんから『ちゃんと目標を持って生きろ』と言われているんです」と告白。付き合っていたときも「目標は何?」と聞かれたそうで、高梨はすぐには答えられず「1週間ください」と言い、1週間後に「生活のリズムをちゃんとして生きる」という身近な目標を掲げたという。

ちなみに槙野はそのとき「絶対W杯に出る」と話していたそうで、ロシアW杯でその目標を達成。昨シーズンで現役を引退すると、今は「監督になる」という目標に向かって突き進んでおり、高梨は「頑張ってという感じです。資格を取るのも大変みたいですが、それは応援することしかできないです」と優しく見守っている。

そして、自身については「これという目標は特にないですが、もちろん仕事は続けていきたいですし、演じたことがない役に挑戦してみたいです。また、行ったことない国に行ってみたくて、半年くらい海外に住んでみたいという夢もあります」と述べ、「今、仕事が楽しいですし、旦那もいて犬もいてすごく幸せなので、この生活が続けばいいなと思っています」とほほ笑んだ。

■高梨臨
1988年12月17日生まれ、千葉県出身。2005年に芸能活動を開始し、2007年に女優デビュー。ドラマ『花子とアン』(14)、『恋がヘタでも生きてます』(17、『西郷どん』(18)、『結婚相手は抽選で』(18)、『アンラッキーガール!』(21)、『PICU 小児集中治療室』(22)などに出演。映画では、『GOTH』(08)で初主演し、主演映画の『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12)は、第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品された。近作では、『夏への扉ーキミのいる未来へー』(21)に出演し、日英合作映画『Cottontail』が2023年公開予定。

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