九州大学(九大)は2022年2月8日、大手商社の双日と「大気からCO2を直接回収するDAC(Direct Air Capture)技術の実用化・事業化の推進を図る覚書を締結した」と発表し注目を集めた。九大と双日は「持続可能な社会の実現に向けて、DAC技術の実用化技術を活用して地球環境でのカーボンニュートラル推進を図る」と宣言したのである。
このDAC技術の実用化を推進している九大の中心人物が、九大カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)(注1)の藤川茂紀 主幹教授(図1)である。