2023年02月17日15時11分 / 提供:マイナビニュース
MicrosoftのVisual Studio Codeエディタを、初めて使ったとき思い出したことがある。VS Codeでは、キーボードショートカットにCtrl+Kと他のキーを組み合わせて使う。このとき、一部のキーボードショートカットでは、2つ目のキーにCtrlキーを付けず、文字キーをそのまま押す。この組合せは遥か昔にWordStarで使ったキーだ(VS Codeの標準キー割り当てはWordStar互換ではない。念のため)。マウスやカーソルキーを使うGUI上のエディタやUnix由来のエディタに慣れてしまっていて、この組み合せは長らく使っていなかった。
WordStarではCtrl+Kは、Block Menuと呼ばれていた(写真01)。というのもこのキーを押すと、画面上部に機能の一覧とキーの対応が表示されたからだ。メニューといっても結構大きく、いまでいえばOfficeのリボンのような感じである。当時は、固定した位置に文字が表示されるキャラクタディスプレイで、今のように文字をビットマップ描画してはいなかった。メニューが出ていると画面が狭くなるが、このメニューは、設定で表示させないこともできた。メニューを完全に表示させないようにすると、現在のエディタのキーボードショートカットとほぼ同じになる。
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