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仲里依紗、『大奥』綱吉役での“上様”呼び「快感でした」 時代劇初挑戦に戸惑いも満喫

2023年02月14日07時00分 / 提供:マイナビニュース

●ド派手な衣装に喜び「とてもうれしい」 セットにも感動
8代将軍・吉宗役の冨永愛、3代将軍・家光役の堀田真由らの好演が話題を呼んでいるNHKドラマ10『大奥』(毎週火曜22:00~22:45)。物語は「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」に突入し、7日の放送より5代将軍・綱吉役の仲里依紗が登場した。奔放な将軍として存在感を放つ仲に、本作で時代劇に初挑戦した心境や役作りなどについて話を聞いた。

男女逆転の大奥を描いたよしながふみ氏の同名コミックを実写ドラマ化。仲が演じる綱吉は、3代・家光の娘で、美貌と教養を兼ね備えた徳川幕府5代将軍。政治にも意欲的で将軍の権威を高めるも、一人娘・松姫を亡くしてからは子作りに専念することを余儀なくされ、女将軍として徳川家の宿命に囚われる中で、右衛門佐(山本耕史)と次第に心を通わせていく。

時代劇初挑戦となった仲は、オファーを受けたときは不安な気持ちが大きかったという。

「所作もわからないような状態なのに、『こんな大役、大丈夫ですか?』って。『できるかな?』『本当に私でいいの?』と収録初日ぐらいまで思っていました。『大奥』は原作のファンが多いので、その方たちに『私で大丈夫ですか?』って聞きたいです。そこが心配でした」

“美貌と教養を兼ね備えた徳川幕府5代将軍”という役柄にも不安を抱いたという。

「『美貌!?』と思って。私が今まで演じた役は、不倫されたり浮気されたり、ちょっと残念な女性が多かったのですが、今回は、みんなをはべらかして『上様に恋をしているのでございます』と言われるような、こんな役をやっていいのかなと。あと、色気も出せるのかなという不安もありました」

実際に初めて時代劇の現場に参加し、「全部戸惑っています」と本音を吐露する。

「まず、畳のへりを踏んだらダメということにびっくり! 肩を動かさないで歩けと言われてびっくり! すべてが戸惑いで、セリフもイントネーションが難しく、すべてが勉強から始まったので体力消耗がすごかったです」

一方で、楽しさも感じている。「みんなが私のことを『上様』と呼ぶし、私が『やれ!』と言ったらやるし、もう最高すぎて、妹から『初めての時代劇大丈夫?』と心配されましたが、『すごく楽しいよ。だって私が命令したらみんなやるんだもん』って(笑)。楽しくてしょうがなくて快感でした。それがもう少しで終わってしまうと思うと、このストレスをどこで発散すればいいのか、心配です(笑)」

メイクや衣装にも大満足のようで、「時代劇はほぼすっぴんで出演すると思っていましたが、現代劇とさほど変わりはなく、ちゃんときれいにしていただいて、扮装替えに時間がかかるんです。綱吉は一番派手だし、衣装もかなりあるので、そのチェンジが大変でしたが、ド派手なかわいい衣装が着られていることがとてもうれしいです」とにっこり。

セットにも感動していると言い、「こういう家いいなって。壁紙も超派手だし、蝶とか飛んでいて。私がお金持ちだったらこんな家を建てたいなと思いました」と語った。

●子作りを迫られる時代 「昔の人はメンタル強い」と尊敬

綱吉の人物像については、奔放に見えるが「実は孤独な人」と捉えている。

「自分の好きに生きてそうな感じがするけど全くそうではなくて、強がっているけど実はすごく弱い人だなと演じていて思いました。周りの人からはそうは見られていないけど、心の奥底では孤独があって弱い人だと思います」

自身とは「強がるところ」が似ているとのこと。「強がって強く言ってしまったり、自分を大きく見せようとしたり」。逆に、違うところは「頭がよくて勉強が好きなところ」と話した。

綱吉は子作りを迫られ苦悩することになるが、仲は時代の違いを感じたという。

「『子供まだ?』とか子供のことを聞くのはセンシティブなことだから言ってはいけないキーワードになってきているご時世に、すごく時代を感じました。大奥は世継ぎ世継ぎで、なかなか子供ができなくても頑張る。昔の人はメンタル強かったんだなと尊敬しました」

そして、「自分の人生を生きてほしいなと。生きている風に思えるけど、次の人のための人生だから、そこがすごく深いなと思いました」と続け、「今の時代は配慮がされていてよかったなと思います」としみじみと話した。

綱吉を演じて刺激を受けたことを尋ねると、「女将軍ってかっこいいし、女性が物事を決めるというのは、今の時代にも必要なことがある」と答え、また、「最近は家でも『上様』って呼ばれていて、とてもいい気持ちになっています」とご満悦の様子。

「江戸時代の言葉が面白いので流行るんじゃないかなと。『面をあげよ』とか『よい面構えじゃ』とか面白いですよね。合コンで『よい面構え』と言っていただいたりするのもいいのかな」と江戸言葉も気に入っているようだ。

綱吉は、堀田真由演じる家光の娘。仲は「家光も強いから、強さが遺伝しているんでしょうね」と語る。

そして、「最初、真由ちゃんの娘だと言われた瞬間、『どういうこと!?』ってなりましたが、ちゃんと理解できました。『お母さん真由ちゃんなんだ』って思いますが、家光は強く芯の通った人で、強い一面が遺伝しているのかなと思いました」と話した。

●右衛門佐を演じる山本耕史に感謝「すごく救いになった」

綱吉と心を通わせていくことになる右衛門佐を演じる山本耕史には、とても助けられたという。「時代劇の大御所の方なのですごく救いになりました。舞台もやっていらっしゃるから、立ち振る舞いもちゃんとされていて、佇まいや動き、セリフの掛け合いも、すごかったです」

山本からは「そんなにいっぱい調べすぎないほうがいいよ」とアドバイスをもらったという。「『俺もほぼ何言っているかわからないから』って。難しい言葉に一生懸命になって硬くならず、リラックスしてという風な言葉をいただきました」

また、綱吉への忠誠心を誰よりも強く持つ美しき側用人・柳沢吉保役の倉科カナについて、「とても色っぽくて、桂昌院様(竜雷太)もメロメロという感じですよね」と話した。

時代劇に初出演し、再び挑戦したいという気持ちは芽生えたのだろうか。

「将軍様の役なので身分がすごい。もしまた時代劇のお話をいただいて、身分が低い役だったら、衣装もスースーするものだろうし、最初に最上級をやってしまったので、上様気質がとれなさそうな気がして。あれは最上級だったんだぞと心して臨みたいと思います」

最後に、綱吉編ならではの見どころについて、「美男が勢ぞろいで、それを私がピックアップするので、そういうのを見ると楽しいと思います。派手にやっている風に見えて実は苦労があったり、思いがあったり」と述べ、さらに8代・吉宗と3代・家光の物語と比べて「3つの中で一番、お色気がすごい。山盛りだと思います」とアピールした。

■仲里依紗
1989年10月18日生まれ、長崎県出身。2004年にモデルとして活動開始。2006年に劇場版アニメ『時をかける少女』でヒロインの声を務めて注目を浴び、2010年に実写映画『時をかける少女』『ゼブラーマン~ゼブラシティの逆襲~』で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の映画賞を受賞。近年は、Netflix『今際の国のアリス』シリーズ、TBS『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(21)、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』(21 ※声の出演)などに出演。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(4月28日公開予定)が控えている。

(C)NHK

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