2023年02月13日19時30分 / 提供:マイナビニュース
北海道日本ハムファイターズ監督の新庄剛志氏が9日、北海道日本ハムファイターズの公式YouTubeチャンネルに出演。動画「FIGHTERS × UHB『F-PARK』【#28 新庄監督】」内で、同チームの松本剛が「必ず伸びる」と思った瞬間について語る一幕があった。
2022年シーズン、自己最多となる117試合に出場し、打率.347、137安打、3本塁打、44打点、21盗塁を記録した松本。自身初の首位打者に輝いたほか、ベストナインにも選ばれたが、2021年シーズンまではレギュラーに定着した経験はなし。1993年生まれと若手とは言いにくい年齢になっていたことも影響し、新庄氏は「今年(2022年シーズン)のキャンプ終わった後のオープン戦の最終ぐらいに、『松本剛くん、二軍に行ってくれ』と」「ちょっと若い子を俺は見たかったから」と、2軍行きを命じていた。
すると、松本は「その時にものすごい悔しい顔をして、涙を流して」いたそう。さらに、その後の守備練習で懸命にボールを追いかける姿を見て、「あ、この子、開幕スタメン・4番でいこう」と決断。そして「この子は伸びる、必ず伸びる」という予感が的中し、結果的に首位打者に輝いたという。
また新庄氏は、開幕戦での松本の内野安打についても回顧。「あれが彼のすべてを変えたね。あれがポイント」「あの内野安打がなければ首位打者はなかったっていうくらいのヒット」「野手っていうのはノーヒットで終わるか、ヒットがつくか(の違いは大きい)。あのヒットがつくことによって変わるのよ」と振り返っていた。